3.11から3年が経ったいま、「これからの日本」を論じたこの一冊、必読です。

あれから3年が経ちました。2011年3月11日14時46分、自分がそのときどこで何をしていたか、多くの人は今も覚えているでしょう。被害に遭った人、自宅まで歩いて帰った人、テレビにかじりついた人。立場は違えど、あの瞬間とあの1日は、日本人の“日常”に断絶をもたらしました。実際、日本という国にとっても、3.11はひとつの大きな「区切り」だったのではないでしょうか。『別冊アステイオン「災後」の文明』の責任編集者、東京大学の御厨教授は序文にこう記しています。 「『3.11』は日本人の基本的なものの考え方や行動様式を、長期的には大きく変える契機とならざるを得ない」。そして長かった「戦後」が終わり...

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