“アルピニストも見たことがない”光景に息をのむ、 ドキュメンタリー映画『アルプス 天空の交響曲』。
太古の時代、アフリカ大陸がユーラシア大陸に衝突し、地層が隆起したことで誕生したアルプス山脈。東西は約1000km、南北が約150km。東京・福岡間が約1000kmですから、日本の本州の約半分が全部山というとてつもない大きさです。アルプス山脈を地上から撮影した写真や映像では、そのドラマティックな成因やスケール感はなかなか把握できませんが、ドキュメンタリー映画『アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)』は、一瞬の映像でそれらを理解させてくれます。その映像とは、空からの視点、鳥の視点。ヘリコプターに据え付けるシネフレックスカメラは、もともと軍事用に開発された空撮専用カメラ。ブレが少なくズームも滑...
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