橋の管理棟が、小粋なスモールホテルに。

文:ユイキヨミ

運河の街アムステルダムには、船が通行する時だけ開く、可動式の“跳ね橋”が数多くある。その開閉の操作が自動化されたことで役目を失った橋の管理棟を、1室のみの小さな宿に改装した「スイーツ・ホテル」が話題だ。「ロビーは街。跳ね橋のたもとの管理棟がベッドルーム」という斬新なコンセプトのこのホテルは、市内各地で現在11室が営業中。来年以降、さらに17室がオープンする。管理棟の築年は17世紀から約10年前とさまざま。それぞれの棟の建物を活かして、小さな空間をいかにうまく利用しているかのアイデアも見どころのひとつだ。棟の外観は見慣れている市民からも「一度泊まってみたい!」と言う声が多く上がっている。...

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