アメリカ核政策の内実とは? 元国防総省勤務の著者が暴く。

文:今泉愛子

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】 元アメリカ国防総省勤務で国防次官補特別補佐を務めた著者は、軍事機密を内部告発し、国家機密漏洩罪に問われたが控訴棄却。その後、平和運動や反核デモに参加し、国家の軍事戦略に異を唱えてきた。本書では、アメリカとロシアが、世界を滅亡させる規模の軍事核装置を維持していることを指摘。それが誰の権限で、どういう条件下で稼働するかを述べていく。強大な権力に守られた軍備の解体は可能なのか。著者の問いかけは重い。 歪んだ正義がもたらす、「過激化」のプロセスを解き明かす。 ウイルスで激変した東京を、 写真家・初沢亜利が撮る。 相対性理...

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