ウイルスで激変した東京を、 写真家・初沢亜利が撮る。

文:今泉愛子

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】 イラクや北朝鮮、沖縄を舞台にした写真集を発表した写真家が、2020年に東京で撮影を開始。その直後、街は新型コロナウイルスの感染拡大で一変した。本書には、閉鎖された上野公園の桜並木、床にレジ待ちの位置シールを貼るコンビニ店員、営業再開した東京ディズニーランドなど、今年7月までに撮影した写真が時系列で並ぶ。事態の推移を冷静な視点で切り取った貴重な記録だ。 新型コロナウイルス集団感染が発生した韓国で、緊急出版された市民の体験記。 コロナ禍の経験をどう活かすか、イタリア人作家が綴るエッセイ 清掃員として社会を見つめ、尊厳...

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