もはやブラジルの山下達郎?新たなシティポップの名盤。
ここ数年、シティポップが一大ブームになっている。1970〜80年代のレコードが再評価されるだけでなく、Suchmosやceroなどの若手もシティポップ的なアプローチで人気を呼び、台湾やインドネシアなどでも当時のサウンドに影響を受けたアーティストが続々と登場している。そしてなんと、ブラジルにも飛び火しているのだ。 ただ、ここで紹介するエヂ・モッタは、けっして流行りに乗ったわけではない。リオデジャネイロ出身の彼は、90年代末にデビューしているが、当初からシティポップのルーツでもあるソウルやAORを取り入れたブラジリアン・ポップを生み出し、この20年間マニアを狂喜させてきた。レコードコレクタ...
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