市民が集う、老舗市場がリニューアル!

文:森本徹

古くから続く市場のひとつであるサン・アントニ市場が、約10年もの改修工事を経てついにリニューアルオープンした。 もともとは建築家のアントニ・ルビラ・イ・トリアスにより1882年に建設され、当時を代表する鉄骨の建築物だった。その時代から繊維商人が集まり、衣類の店が多い市場としていまも知られる。近年は、休場日である日曜に大きな古本市が開かれ、市民にとって不可欠な存在となっていた。外観をほぼ変えずに修復して新しくなった市場には、全235店がひしめき、うち52店舗が食料品、105店舗が衣料品、78店舗が古本などを扱う。秋には地下にスポーツジムがオープンする予定。さらに活気があふれそうだ。

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