エルトンの魂が憑依したか!?エガートンの歌と演技に圧倒。

エルトン・ジョンに扮する主演、タロン・エガートンのなりきり演技が圧巻だ。まさに僕の歌は君の歌――「ユア・ソング」の歌詞のような親密さで破格のポップスターに一体化する。 監督は『ボヘミアン・ラプソディ』の前任降板後を務めたデクスター・フレッチャー。あちらはクイーンのオリジナル音源の取り扱いが卓越していた。一方『ロケットマン』は役者自身の歌唱も含めたパフォーマンスが作品を牽引する点において、ヴァル・キルマー主演の『ドアーズ』やジェイミー・フォックス主演の『レイ』の達成と並べるべきではないか。 エガートンはアニメ『シング』でも声優としてエルトン・ジョンの「アイム・スティル・スタンディング...

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