精肉店から7つ星シェフへ、その軌跡を追う。
バルセロナから北に約50㎞の小さな村、サン・ポル・ダ・マールにあるミシュラン3つ星レストラン「サン・パウ」。そのオーナーシェフであるカルメ・ルスカイェーダの半生を追った展覧会がパラウ・ルベール展示場で開催中だ。彼女は、東京の姉妹店「サン・パウ東京」で2つ星を、バルセロナの「モメンツ」でも2つ星を獲得し、女性シェフとしては世界でただひとりミシュランの星を合計で7つ手にする。サン・ポル・ダ・マールで精肉店の家に生まれ、そこで惣菜料理から始め、店の向かいに「サン・パウ」をオープン。世界的シェフになるまでの歩みを、臨場感あふれる映像や、彼女が生み出した創造力あふれる料理の写真を通して知ることが...
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