フジロックフェスティバル '19に出演決定。グラミー賞にもノミネートされたアーティストが初挑戦した、歌ものポップスとは。

サンフランシスコ出身のスコット・ハンセンによるエレクトロニック・ミュージック・プロジェクトであるティコは、宅録をメインとするソロ形態として始まったが、のちにバンドとなり生音をふんだんに取り入れることで、よりオーガニックでスケールの大きなサウンドへと進化してきた。前作『エポック』はその集大成と言えるもので、ダンサブルなグルーヴとメランコリックなメロディをダイナミックなバンド・アンサンブルのもとで融合させ、インディ・ロックとクラブ・ミュージックを見事に繋いでみせた。 通算5作目となる『ウェザー』では、その地点からさらに新機軸を打ち出している。「セイント・シナー」を名乗る若手の女性シンガー...

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