LGBTQ+の過去と現在を描いた、『クィア・ロンドン』という本が話題
文:宮田華子
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ロンドンが多様性を認め合う町であることは、住民であれば誰しも感じること。LGBTQ+コミュニティもごく身近にあり、性的マイノリティに配慮した施設も多い。今年4月に発売された『クィア・ロンドン』(15ポンド)は、そんなロンドンを舞台にLGBTQ+カルチャーを斬り取った本として注目されている。 本書はLGBTQ+関連施設を紹介するシティガイドであると同時に、コミュニティの歴史も解説。1967年まで同性愛が非合法だったイギリス。さまざまな差別と闘い、多様性を認める町となった成り立ちを、著者のアリム・ケラジが街を俯瞰するような視点で綴る。多様性を認め合うことが、いかに大変で時間のかかることか...
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