愛は死んだのか・そうでないのか、 会話のきっかけにしてほしい。

文:鈴木宏和

英グラスゴー発、艶と憂いと透明感を併せ持つ歌声が魅力の紅一点、ローレンと、マーティン、イアンからなるエレクトロ・バンドが、通算3枚目の新作をリリースする。今回はセルフ・プロデュースという縛りを解き、グレッグ・カースティンをプロデューサーに起用。最近ではリアム・ギャラガーにフー・ファイターズと、ロックの大物の新作を続けて手がけた辣腕だ。「次にどこに進むのか、何に挑戦するのか考えた時、外部の人と絶対やらないと決めてしまう前に、一度はやってみないとダメなんじゃないかと思って」  ローレンはそう語る。「でも実績で決めたわけではない」と続けるのは、自身もプロデューサーのマーティン。「彼はアーテ...

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