走行音から車内販売まで、市川紗椰が熱く綴る鉄道愛。
【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】 14歳までアメリカで暮らした市川紗椰にとって、鉄道は自由の象徴として憧れの存在。アメリカはクルマ社会だったので、子どもひとりではどこにも行けなかったのだ。モデルとして活躍する現在も鉄道愛は続いている。本書では、現役車両の種類が多く、車両の造りに独特のこだわりをもつ相模鉄道、1日約800本の列車が行き来するカオスな名鉄名古屋駅など、全国の鉄道の魅力を紹介。スタンプラリーや車内販売、走行時の音など鉄道の音にまで言及するマニアぶりは圧巻だ。 主人公の成長と怪奇現象とを、見事に組み合わせた冒険譚。 突拍子もない解決法が楽しい、科学を...
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