20の伝染病の感染経路を、地図化してわかりやすく解説。

文:今泉愛子

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】 人類はたびたび伝染病の恐怖に脅かされてきた。本書はペスト、コレラ、エボラ出血熱など20の伝染病を取り上げ、感染経路や症状、発生と流行の経緯を地図化して図版とともに解説。感染拡大のスピードや致死率は、原因となるウイルスや時代、地域によって大きく異なる。2002年に中国の広東省で発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)は、世界的な協力体制によって1年未満で終息した。伝染病との戦いには世界規模での対策が不可欠なことがよくわかる。 韓国を代表する歴史小説家が、カトリック迫害の100年に迫る。 「好き」の奥にあるものは? その距...

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