宝くじの当選番号は予想できるか? 統計学で幸運の正体を明かした新刊『それはあくまで偶然です 運と迷信の統計学』。
【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】 母親と生き別れになっていた青年は、18歳になった時、懸命に母を探したが見つからなかった。ところが4年後、勤務先でふと母の名前を口にしたところ、同じ職場で働いていることがわかる。それはただの偶然なのか、それとも勤勉な青年に、神様が特別なご褒美を与えたと解釈するのか。 統計学者の著者は本書で、自ら数字を選択して購入した宝くじが当たった女性や、7回も雷に打たれた男性、フットボールで初試合なのに大活躍してしまった選手などの事例を膨大に集め、統計データを用いて、幸運や不運は偶然起こることを証明。統計学の基本的な考え方を紹介していく。 自ら数字を選...
続きを読む