文化財の老舗テーラーを、新たなホテルに!
1647年に仕立屋フランツ・ボックの店として建てられた、文化財指定の建物が新たなホテルに生まれ変わった。スルッセン駅から徒歩1分。クリエイターが多いセーデルマルム地区に位置し、旧市街ガムラスタンは目と鼻の先だ。改装を終えた部屋からひと足先に開業したが、文化財の改装には厳しい規制がある。たとえば壁や柱の塗料は当時使われていた菜種油ベースのものでなければならないなど。室内装飾やタイル張りの暖炉もそのまま残してある。無国籍料理のレストランもオープンしたが、そこでは18世紀の宮廷詩人カール・ミカエル・ベルマンがポートワインを楽しんだ逸話も残る。当時の暮らしに思いを馳せながら、ホテルでの休日を楽...
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