12 年ぶりの写真集「たまきはる」を刊行する、神藏美子の写真展。

私生活を赤裸々に綴った前作の写真集『たまもの』から12 年、神藏美子の新作『たまきはる』が1月16日に刊行されます。また、その写真集のなかから「父の死」をテーマにした作品を展示する展覧会『たまきはる- 父の死』が、1月25 日まで恵比寿のNADiff GALLERY にて開催中です。写真集と展覧会から見えてくるものとは……。 『たまきはる』は、写真集と呼ぶにはボリュームがありすぎる厚さの全232 ページ。表紙には、神藏美子の夫で、『写真時代』や『パチンコ必勝ガイド』で一世を風靡した編集者、末井昭の横顔の写真。末井の耳には十字架のピアスが見え、横長の白い帯に赤い文字で書かれた言葉...

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