ジャポニスムの巨匠「ホイッスラー」、その全貌を知る展覧会を開催中。
ホイッスラーと言えば、「ジャポニスム」を代表する画家として、19世紀美術の展覧会、たとえば印象派の展覧会でも1、2点は作品が展示されているので、名前や作風はなんとなく記憶にあると思います。しかし、生涯にどのような絵を描いたのでしょうか? その全貌を紹介する展覧会が横浜美術館で開催されています。 ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834~1903年)はアメリカ・マサチューセッツ州生まれ。軍人だった父の仕事の関係で、ロシアで子ども時代を過ごしました。アメリカに戻り、陸軍士官学校に入りますが退学。絵を志して、パリに渡り、クールベらと親交を結びます。1859年にロンドンへ移り住み、以...
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