銀座のメゾンエルメスで、人間の記憶に哲学的に迫る、『クローゼットとマットレス』展。

銀座のメゾンエルメス フォーラムでは『クローゼットとマットレス』スミルハン・ラディック+マルセラ・コレア展が、11月30日まで開かれています。 チリで活動するスミルハン・ラディックは、この国でひときわ注目を集める建築家。素材や環境を活かした建築を手がける一方で、同じチリのマルセラ・コレアとともに彫刻や映像作品を発表しています。簡素な仮設建造物や隠れ家などで、うつろいゆく環境と人間の営みへの哲学的な考察を提案しています。 今回の展覧会でラディックとコレアは、「クローゼットとマットレス」を題材に人の「記憶」というテーマを象徴的に表現しています。クローゼットには私たちの持ち物とともに、過...

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