ディープな神戸で亡霊の気配におののく芸術祭、『アート・プロジェクトKOBE 2019:TRANS- 』へ。

写真・文:中島良平

1995年、阪神・淡路大震災に襲われた神戸の街。復興に向けて頑張る人々をアートで元気づけようと、2007年に『神戸ビエンナーレ』が始まりました。若手作家を国際コンペティション形式で募って展示を行うなど独自の運営を続け、2017年には開港150周年を記念して『港都KOBE芸術祭』の名で、乗船して船から港湾施設に展示された作品を鑑賞する形式で開催し話題に。そして今回、神戸がグローカル・シティの先鋒となるべく、『アート・プロジェクトKOBE 2019:TRANS- 』という新たなアート・プロジェクトがスタート。通常の芸術祭に見られないような、さらに実験的な試みを行うことになりました。 参加...

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