ワタリウム美術館で、寺山修司のディープな回顧展。
30年以上前に歌人・詩人・劇作家などとしてマルチな活躍した寺山修司を回顧する『寺山修司展「ノック」』が、神宮前のワタリウム美術館で開かれています。 歌人、詩人として頭角を現した寺山は、31歳で演劇実験室「天井棧敷」を設立し、過激な実験的演劇を行いました。「天井棧敷」の立ち上げには横尾忠則、東由多加らが参加。寺山の長編小説『あゝ、荒野』の表紙を写真家森山大道が担当するなど、さまざまなアーティストとの関わりがあり、今回の展覧会でも森山が撮った60年代の新宿と三沢の写真が展示されます。 この展覧会のタイトル「ノック」は、1975年に寺山と天井棧敷が町中で同時多発的に行った市街劇の名前から...
続きを読む