三菱一号館美術館の『テート美術館所蔵 コンスタブル展』で知る、ターナーとコンスタブルのライバル関係。
J.M.W.ターナーと並びイギリスを代表する画家であるジョン・コンスタブル。ともにナポレオン戦争の時代を生きた2人はライバル関係にありながら、風景画を描き続け、その地位を高めたとして高く評価されている。だが日本においてはコンスタブルの作品が展示される機会が多くなかったため、ターナーほどの知名度はないかもしれない。 しかし三菱一号館美術館で開催中の『テート美術館所蔵 コンスタブル展』を鑑賞すれば、多くの人々の心にコンスタブルの名が深く刻まれることだろう。会場ではコンスタブルの重要な作品を多く所蔵しているロンドンのテート美術館のコレクションを中心に、同時代の画家を含めた計85点の油彩画や...
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