東京国立近代美術館で開催中、『竹内栖鳳展』を見に行こう!
「その筆は、極限を超える」という広告のキャッチフレーズがまさに納得の日本画家、竹内栖鳳(たけうちせいほう)の展覧会が、竹橋の東京国立近代美術館で10月14日まで開かれています。 竹内栖鳳(1864~1942年)は、京都画壇の近代化の旗手として多くの後進に影響を与えました。 京都に生まれ四条派に学びましたが、積極的に他派である円山派や狩野派の筆法を取り入れ、定型モチーフとその描法を形式的に継承することを否定して、画壇の古い習慣を打ち破ろうとしました。1900年のパリ万博を視察で訪れた際に現地の美術に触れ、実物をよく観察することの重要性を実感しましたが、ただ、西洋美術の手法を取り入れたの...
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