現代美術家の謎に迫る!「高松次郎ミステリーズ」展を、東京国立近代美術館で開催中。
こんがらがったヒモ、光と影、おかしな遠近法の椅子やテーブル、たわんだ布、レンガに乗った椅子、絵画……。一見、脈絡のない作品が並ぶ展覧会は、東京国立近代美術館で開催中の現代美術家・高松次郎(1936~1998)の回顧展『高松次郎ミステリーズ』です。東京藝術大学を卒業後、読売アンデパンダン展での発表を皮切りに、先日亡くなった赤瀬川原平や中西夏之らとともに前衛芸術グループ「ハイレッド・センター」を結成。ヴェネチア・ビエンナーレやドクメンタなど国外でも活躍し、1960年代~90年代まで現代美術の世界をリードしてきました。 グラフィック・デザインは菊地敦己、会場構成は鈴野浩一・禿真哉が率いる...
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