日本初の開催! 「台北 故宮博物院」展で、中国の歴史に触れる。

中国の至宝を有し、中華文明の神髄がここにあると言われる「台北 故宮博物院」。大英博物館、ルーヴル美術館、メトロポリタン美術館と並ぶ世界の四大美術館のひとつですが、いまだかつて日本で台北 故宮博物院の展覧会が開かれたことはありませんでした。6月24日より東京国立博物館でアジア初の展覧会がスタート、盛況を博しています。 人気はやっぱり『翠玉白菜』(清時代・18~19世紀)。みずみずしく鮮やかな葉、そこにとまったキリギリス……その彫刻の精緻さはただただ息をのむばかり。また、皇帝コレクションの重宝『散氏盤(さんしばん)』は領地問題に触れた銘文のユニークさ、書体の個性と、紀元前9~前8世紀につく...

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