近代絵画から塩田千春まで。「眠り」から広がるアートの世界を、夢を見るように体験する。

人間が生きていく上で欠かせない「眠り」。日々の仕事や暮らしに追われる私たちは、どうしても睡眠時間の確保や質を高めることばかりに関心を寄せてしまう。だが、実は眠りは人々の想像力を高め、多くの美術作品として表現されているのだ。 東京国立近代美術館で開催中の『眠り展：アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで』では、そうしたアートと眠りの関係にスポットを当てている。会場には美術として表現された眠りをひも解くべく、ゴヤやクールベから塩田千春や河口龍夫まで、約120点の作品を展示している。すべて日本の国立美術館が所蔵するコレクションで構成されていて、古典と現代を問わず、絵画や写...

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