川内倫子から蜷川実花や鷹野隆大まで、18名の写真家の視点を映し出す『平成をスクロールする』展を見逃すな。
1960年代に始まった、写真作品をアートとみなす動きは、写真家がなにを見ているのかという視線に価値を認めることでもありました。アメリカで始まったこの流れに、日本も呼応し始めたのが“平成”という時代。国内でも、急速に写真がアートとして美術館で展示され始めます。この“平成”時代の写真にフォーカスした展覧会『シンクロニシティ 平成をスクロールする 秋期』が、東京都写真美術館で2017年11月26日(日)まで開催されています。 本展のテーマとなっているシンクロニシティとは、まったく別の場所にいる別の人による複数の出来事が、不思議と共通するという現象のこと。それはすなわち「わかる」という感...
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