魂を鷲づかみされる、横尾忠則の個展『B29と原郷-幼年期からウォーホールまで』。
1981年の『画家宣言』以来、絵画作品を旺盛に制作し続ける横尾忠則(1936年生まれ)。新作を中心に構成された個展が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSE(スカイザバスハウス)で開催中です。 自画像にターザン、ダグラス・マッカーサー、そしてアンディ・ウォーホル。主に2015年から今年にかけて描かれた、16点の絵画(60セットの作品含む)が展示されています。和歌山の白浜を題材としたコラージュや、連作として知られる『Y字路』をモチーフとした作品もありますが、特に目立っているのが軍用機。展覧会のタイトルに『B29と原郷-幼年期からウォーホールまで』とある通り、あちこちの作品に描...
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