幕末を駆けた英雄の生きざまと魅力を伝える「没後150年 坂本龍馬展」、江戸東京博物館で開催中です!

文:坂本 裕子

天保6年(1835)に土佐で生まれ、慶應3年(1867)に京都で暗殺された坂本龍馬。彼の死から150年になることを記念して、両国・江戸東京博物館で「坂本龍馬展」が開催中です。直筆の手紙を中心に、龍馬にゆかりのある品々と、幕末から明治の変革の時代を感じさせる浮世絵や日本画、美術工芸品と関連資料で、稀代の風雲児の生きざまとその魅力に迫る内容となっています。 ペリーの来航をきっかけに鎖国体制が崩れた江戸幕府末期、いちはやく時代の趨勢を見極めて脱藩、大政奉還に尽力して江戸城を無血開城に導くなど、日本の近代体制への転換を推進した坂本龍馬は、あまりにも有名な明治維新の英雄です。 大政奉還の1年...

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