百人一首にちなんだ展示が楽しめる、京都の「嵯峨嵐山文華館」がリニューアル! 知られざる江戸の画家・矢野夜潮の展示に注目を。
京都・嵐山にある百人一首専門の博物館「百人一首殿堂 時雨殿」が、2018年11月1日に「嵯峨嵐山文華館」として、名前と装いも新たに生まれ変わりました。リニューアルオープンを記念して、特別展『いまもむかしも胸きゅん嵐山-We Love Arashiyama-』が19年1月27日まで開催されています。 目玉となるのは、江戸時代中期の絵師・矢野夜潮(やのやちょう)によって描かれた『高雄秋景・嵐山春景図屏風』。彼は円山応挙の門弟である山口素絢(そけん)の弟子で、写景が得意といわれた画家です。しかしながらこれまで10点程度の作品しか発見されておらず、美術史の表舞台に登場しない、知られざる画家で...
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