お弁当はソーシャル・ツールだった!? つくり手と食べ手とをつなぐ物語を、『BENTO おべんとう展』で感じよう。

文:阿部博子

「おべんとう」と聞いてどんなお弁当を思い浮かべますか? お母さんがつくってくれたキャラ弁、運動会のお弁当、受験の日のカツ弁当、愛妻弁などなど。思い出とともに脳裏に浮かぶお弁当は、私たちの日々の生活の中に深く根付いています。そんな人と人をつなぐ「おべんとう」をコミュニケーション・デザインの視点で捉えた『BENTO おべんとう展—食べる・集う・つながるデザイン』が2018年7月21日から10月8日まで東京都美術館で開催されます。 本展は、「おべんとう」から見えてくるコミュニケーション・デザインをテーマに、現代の作家たちのインスタレーションや参加型の作品が並びます。発酵デザイナーの小倉ヒラ...

続きを読む