棟方志功と芹沢銈介の「釈迦十大弟子」全作品が、大阪日本民芸館に勢揃い。
民藝運動に参加した版画家・棟方志功と染織家・芹沢銈介は、お釈迦さまの高名な弟子である釈迦十大弟子をモチーフにそれぞれ作品を残しています。それをひとつの会場で鑑賞できるユニークな展覧会・秋季特別展『棟方志功と芹沢銈介ーふたつの「釈迦十大弟子」を中心に』が、万博記念公園内の大阪日本民芸館で開催中です。 とくに棟方志功による連作『二菩薩釈迦十大弟子』は、前代未聞の90センチを超える版画12作品をわずか1週間で完成させ、1956年のベネチア・ヴィエンナーレの版画部門で日本人初のグランプリを受賞する快挙を成し遂げています。一方、「型絵染」という技法で人間国宝の認定を受けた芹沢の『釈迦十大弟子...
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