朽ちていくウサギや増殖するガン細胞を撮影した、注目作家マイヤ・タンミの個展「白兎熱/White Rabbit Fever」を見逃すな!
文:内山さつき
深い森の中で静かに朽ちていくウサギ。確かに「そこにあった」ものが、次の日には形を失い、分解されて土に還っていく様を見て、あなたは何を感じますか? 息絶えたウサギを100日間に渡って定点観測し、撮影したシリーズ「白兎熱/White Rabbit Fever」が港区南麻布のギャラリー、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY にて展示されています。生命とは何かを考えさせられるこの不思議な作品を生み出したのは、フィンランドの写真家マイヤ・タンミ。同名の写真集刊行記念として、日本で初めて個展が開かれました。 タンミは、この「White Rabbit Fever」シリーズと並行し...
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