ルネサンスを代表する天才の素描を見比べる!「レオナルド×ミケランジェロ展」で“宿命のライバル”対決の目撃者に。

文:坂本 裕子

ルネサンスを代表するふたりの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ・ブオナローティ。 絵画から、建築、科学、解剖学、軍事に至るまで、あらゆる分野に関心を拡げ、現代にも通じる理論を打ち立てた“万能人”レオナルド。10代からその才能を発揮し、“神のごとき”と称された彫刻のみならず、壮大な建築や絵画作品も遺したミケランジェロ。後世からも並び称されるイタリアが生んだ天才は、レオナルドが23歳上ながら、実際に互いを意識するライバル関係にありました。 この「宿命のライバル」の素描を対比する展覧会が、東京・三菱一号館美術館で展開されています。ライバルといわれながら、同会場でそれぞれの作品を...

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