“幕末の天才絵師”河鍋暁斎の画力を驚嘆のコレクションで観る。「これぞ暁斎!」は見逃しちゃもったいない!
幕末から明治、巧みに時流に乗りながら、自身の画業を全うし、”最後の浮世絵師”ともいわれた河鍋暁斎。わずか6歳で歌川国芳の門下となり、その後、狩野派の画法を学びます。9歳の時に増水した神田川を流れてきた生首を家に持ち帰り写生したという、彼の画にかける情熱は、師をして「画鬼」と称されたほど。その天才は、浮世絵はもちろん、土佐派や円山四条派から西洋画まで、可能な限りの画法を研究し、伝統的な日本画、戯画や風刺画、挿絵と、あらゆるジャンルの作品をこなしました。 この暁斎の「画鬼」ぶりを堪能できる、決定版ともいうべき展覧会がBunkamura ザ・ミュージアムで開催されています。なんとほぼ8割が...
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