サントリー美術館で、「IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器」展が始まります。

伊万里焼、と聞くと高級料亭や骨董品のイメージですが、歴史をひもとくと世界中から脚光を浴びた、元祖メイドインジャパンといってもいい器なのです。江戸時代初期、いまの佐賀県有田地方でつくられたのが、日本で最初の磁器・伊万里焼。 もとは朝鮮半島の技術を基礎に、中国・景徳鎮窯を手本にしたものでした。それがオランダ東インド会社によって輸出されると高い技術と繊細な美しさで、またたくまにヨーロッパの王侯貴族を熱狂させます。ドイツのマイセン窯やオランダのデルフト窯など名だたる窯でも模倣されていました。 1月25日から東京ミッドタウンのサントリー美術館で始まる『IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾...

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