会期もわずか! 本来の姿を取り戻した藤田嗣治の名作『舞踏会の前』を見に行きましょう。

やわらかな乳白色と流れるような細い線で描かれた裸婦画があまりに有名な画家、藤田嗣治。モディリアーニやピカソとも交流をもち、彼らの新しい絵画に影響され独自の表現を求めた彼の作品は、いまだに世界中で多くのアーティストに影響を与えます。 そんな日本を代表する、溢れんばかりの才気を放った画家、藤田嗣治が代表作として愛した『舞踏会の前』(大原美術館蔵)がBNP パリバ・グループの支援のもと、東京藝術大学で修復されました。同時に東京美術学校時代に描いた『父の像』(個人蔵)も展示され、公開は今週末までと長くはないですが、ファン必見の内容です。 この修復完成披露にあわせ、2010年に一括寄贈された...

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