リゾートでの記憶を凝縮した大宮エリーの絵画に、元気をもらう。
瞬く間に世界中を覆った新型コロナウイルスの脅威は、表現者たちの活動にも大きな影響を与えた。異常事態に突き動かされたアーティストやミュージシャンたちは、希望や不安などそれぞれが感じたことを、それぞれの方法で表現している。ジャンルを超えて活動する大宮エリーもそのひとり。彼女らしい“生”のエネルギーに満ちあふれた展覧会が、六本木で開催中だ。 『My favorite resort』と題されたエキシビションの出展作は、政府が外出自粛を要請した時期に描かれた新作30点。スリランカやモロッコ、奄美大島やハワイといった場所での作家の体験をもとに、サンセット時のインフィニティプール、ハイビスカスの花...
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