京都dddギャラリーで開催中、巨匠・浅葉克己の「アサバの血肉化」展に刮目せよ。
1980年代、糸井重里氏とタッグを組んで一世を風靡した西武百貨店の「おいしい生活。」など数多くの名広告を生み出したデザイン界の大御所、浅葉克己さんの個展「アサバの血肉化」展が、京都dddギャラリーにて開催中です。 なにやら血なまぐさいタイトルですが、これは美術史家・山下裕二さんが提唱してきた日本美術の伝統と現代デザインをつなぐキーワード、それが「血肉化」という概念なのです。「日本美術の豊饒な養分を、ガシガシと噛み砕いて、グッと飲み込んで、内臓からしっかり吸収して、血となり肉となるように活かしてくれるデザイナーが現れてほしい」とは山下さんの言葉。それにいたく共感した浅葉さんは、さっそく自...
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