”呪いのアメジスト”から始祖鳥まで、「大英自然史博物館展」の至宝たちに自然の驚異と人類の情熱を観る/
19世紀から20世紀初頭、英国では多くの探検隊が探究心、知識欲や名誉欲、または一獲千金の夢から世界中を駆け回り、あらゆる博物標本を収集しました。彼らにより集められた地球上のさまざまな事物は、当時の科学の発展に大きく寄与し、現在においても重要な資料となっています。これらの多くを保管するイギリスの大英自然史博物館の収蔵品およそ8000万点から、選りすぐりの“至宝”約370点が、上野・国立科学博物館に来日しています。 見どころはなんといってもダーウィンの「進化論」でも中心的な存在となった最古の鳥類化石、始祖鳥です。代表的著作『種の起源』の直筆原稿と合わせて観られるのは感慨もひとしお。ニュー...
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