土地で感じた空気をもとに、
「音」を感じる絵を描く。
ギターやピアノなどの楽器を軽やかに奏で、絵の中で躍動する人物たち。ペインター、レイコ・カミヤマの作品は、鮮やかな色彩と大胆にデフォルメした画面構成で観る者を惹きつける。創作活動のコンセプトには「カラーサウンズ」というテーマを掲げる。彼女が描く対象は、人物に限らない。訪れた土地の「音」や「空気」、その場の雰囲気からインスピレーションを得て、ペインティングに落とし込むのが彼女のスタイルだ。 「パリを旅した際、街に自然に流れている音にとても刺激を受けました。シャルル・ド・ゴール空港から移動する時、電車の音がガタゴトと響く中、誰かがアコーディオンを弾いている音が聴こえてきたんです。これらの混...
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