吸収力と焦燥感が、 圧倒的な作品を生む。
意外にも、デブで天パといじめられた小学時代、引きこもりで漫画家を目指していた中学時代、芸人を目指した高校時代、とコンプレックスにまみれた青春時代を過ごしていた松居大悟。大学のサークルで演劇世界にどっぷり浸かり、当時は番組に自ら企画書を売り込んだり、劇団「ヨーロッパ企画」の公演を手伝ったりしていたという。 「やってはいたんですけど、その姿は全然アクティブじゃなくて。たとえば、プロデューサーに企画をメールした後も、『あ〜、送信押しちゃった……』みたいな。でも1、2本出すのも中途半端だから、一度で伝わるように10本書いて送る。ペコペコしながら図々しくいくような学生でした」 やがて、主宰...
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