パリで大盛況だった展覧会のエッセンスを凝縮! 荒木経惟の『東京墓情』展が開催中。
東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで荒木経惟の個展『東京墓情』がスタートしました。本展は昨年、パリのギメ東洋美術館で盛況のまま幕を閉じた大規模個展『ARAKI』のエッセンスを凝縮した展覧会で、タイトルの『東京墓情』はギメで発表された新作「Tombeau Tokyo」の荒木流の翻訳。曰く「ダジャレなんだよね。ある時期から東京は墓場になっていると思っていたわけよ」。写っているのは、いよいよ果てようとする花々、刺青の男、手脚をもぎ取られた人形、そして東京の街……。荒木経惟が見つめてきた50年分の風俗です。 今回、数ある作品の中でも、ひときわ目を奪われるのは妻、陽子の写真。 「いま一点...
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