没後20年『麻田浩展』で、シュールで美しい絵画の魅力にどっぷり浸かってみませんか?
麻田浩をご存じですか?日本画家の父・辨自(べんじ)と兄・鷹司という美術一家に生まれた西洋画家です。画家として生きる困難を知る父から、別の道に進むよう言われるも、絵画を諦めきれず、油彩画を学びました。初めてのヨーロッパ旅行で古典絵画に出合ったことで、アンフォルメルに傾倒した抽象的な作風からシュルレアリスム的手法の具象画へと変化。パリを拠点に幻想的な風景画を生み出しました。病を得て帰国した50歳以降は、森羅万象を自らの心象を通して構成した独特の情景を描いています。数々の賞も受賞しましたが、65歳で自ら命を絶ちました。 彼の没後20年を機に、本格的な回顧展『没後20年 麻田浩展―静謐なる楽...
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