右眼の視力を失った巨匠、荒木経惟の最新個展「左眼の恋」。
黒くなった写真の右側が、その現実を突きつけます。これは、アラーキーこと荒木経惟さんの最新作品のひとつ。昨年末に網膜中心動脈閉塞症により右目の視力を失った巨匠が、撮りおろし作品65点を展示する『左眼の恋』を開催します。 荒木さんは視力を失ったあとも以前に負けず劣らずのペースで精力的に写真を撮り続けているといいます。今回の写真展では、撮影したポジフィルムの右側を黒マジックで塗りつぶし、それをプリントして展示するというもの。約半分が闇に包まれていようとも、力強い荒木節の作品に惹きつけられずにはいられません。 展覧会にあわせて写真集も発売。こちらも見逃せません。(Pen編集部)
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