閉塞したアートを打開する、新ギャラリーと若き担い手たち。

若手アーティストの展示を中心とする東京の3つのギャラリーが、合同でギャラリーを立ち上げた。海外からも注目されてきた山本現代、URANO(ウラノ)、ハシモトアートオフィスの3画廊がつくった新しいスペースで、名称は「アノマリー(ANOMALY)」だ。意味は変則、例外、異例など。柿落としのアーティストは、話題の作家集団である「Chim↑Pom(チンポム)」だ。   この新ギャラリーは声明を発表。興味深い内容なので一部を紹介する。 「90年代のギャラリーの黎明期は過ぎ、現代美術の成熟期の逆説的な停滞ムードなのか、アートフェアや企画展など国際的な現場に出ていっても起こることは想像の範疇、また国内...

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