カルティエ=ブレッソン財団が大リニューアル

文:髙田昌枝

2003年にモンパルナスに拠点を構えたアンリ・カルティエ=ブレッソン財団。写真家の企画を援助するHCB賞を設ける他、数々の写真展を開催してきたが、去る11月6日に北マレ地区に移転。展示室の広さが以前に比べて2倍に拡張された。  オープニングの展示は、カルティエ=ブレッソンの妻でマグナムの一員でもあった写真家、マルティーヌ・フランクの回顧展、続いて「フランス」や「中国」などのテーマでカルティエ=ブレッソンの展示も始まる。彼の代表作をエピソードとともに見せる「珠玉のアーカイブ」も新たな試みだ。今後さらに展示室を拡張する予定もあるという。写真を語る上で外せないスペースだ。

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