ガウディとアムステルダム派、その共通点は?
20世紀初頭にオランダで流行した建築様式のアムステルダム派と、建築家のアントニオ・ガウディとの意外な共通点をテーマにした展覧会、『ガウディとアムステルダム派』が開催中だ。会場となっているヘット・スヒップ美術館は、労働者の集合住宅として建てられたアムステルダム派様式の代表的な建築。その特別展会場でガウディを、常設展でアムステルダム派を詳細に紹介し、両展示を観ることで、これまで語られなかった両者の共通点を来館者自らが発見していくという仕掛けだ。幾何学的な造形や、曲線や曲面を多用する表現主義、根底に流れる社会主義的思想など、巨匠ガウディとの比較を通してアムステルダム派への理解を深める貴重な機...
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