北京空港近くに、アートの新名所が誕生。

文:原口純子

この秋、4万㎡もの広さのアートスポット「観復芸術区(グァンタンイシュチュ)」が誕生した。北京首都国際空港近くの農地だった緑地を再開発、中心部にある湖を囲むようにして美術館やギャラリーが点在する。インスタレーションなど野外で見られる作品も多く、緑の中を散策しながらアートに触れられるのが魅力だ。開幕の式典では、彫刻家の蔡志松(チャイジソン)など国内外の50人のアーティストが中国の古典文学『桃花源記』をテーマに制作した作品を展示。ビジュアルアーティストの葉錦添(ティム・イップ)が演出する音楽と舞踏のパフォーマンスも行われた。年末には敷地内にデザインホテルもオープンする予定で、今後の動きにも目...

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