「エルメス」と聞いて、皮革製品やシルクのえも言われぬ美しさを思い浮かべる人も多いでしょう。馬具工房から始まって創業180年を数えるこのメゾンには、世界中の人に愛され続ける確かな理由があります。最新号ではその全貌に迫るべく、パリやリヨンのアトリエから世界中にちらばるエルメス愛用者たちまで、文字通り総力取材しました。伝統を守りながらもイノベーターでありつづけ、謙虚に、静かに美を潜ませる名門メゾンの魅力を、完全保存版90ページの大特集でご堪能ください。
特集冒頭で世界各国のクリエイター30人が紹介する愛用のエルメス製品は、どれも大切に使いこまれ、なお増している上質な風合いに目を奪われます。彼らが明かした愛用品とともに歩んだ人生、そしてメゾンへ贈る惜しみない賛辞には、愛と敬意があふれています。
また、エルメスがなぜ特別な存在であり続けられるのか、CEOとアーティスティック・ディレクターへの独占インタビューからひも解きます。さらに職人技が圧巻の「カレ」やブランドの原点である馬具のアトリエ取材、さらに一般には非公開の美術館にも潜入しました。メンズファッション、バッグ、ライフスタイル製品をはじめとした新作も多数掲載しています。タイムレスなものづくりを愛する、すべての人に見ていただきたい特集です。(Pen編集部)
好評発売中のPen 2月15日号「エルメスの秘密。」特集。
日本やフランス、デンマーク、イタリアのクリエイター30人に、愛用の品とその魅力について訊きました。歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんは、パリでオーダーした旅行鞄について。注文から3年越しで完成し、使い込まれた経年変化が実に美しいこの鞄。必見です。※写真はPen 2月15日 号「エルメスの秘密。」特集誌面より
エルメスを象徴するアイテムのひとつに「カレ」があります。カレとはフランス語で正方形。リヨンにある、卓越した技術を持つ職人たちの工房を紹介します。近ごろは男性の愛好家も増えたこのスカーフ。誰もが認める美しい色と高いクオリティの秘密にせまります。※写真はPen 2月15日 号「エルメスの秘密。」特集誌面より
エルメスに特別注文を担うアトリエがあることは、ほとんどの人がご存じないはずです。今回、パリにあるアトリエに潜入取材。バッグはもとより、楽器のケースや家具、ヨット、クルマの内装、バイクの外装、果ては人力車まで。レアな製品の誌上鑑賞をお楽しみください。※写真はPen 2月15日 号「エルメスの秘密。」特集誌面より
パリのフォーブル・サントノーレ店の上階にある、一般には非公開の“美術館”。三代目エミール・エルメスの蒐集品を中心に、オブジェ、絵画、書籍などの貴重な品々が空間を埋めています。エルメスの職人やクリエイターが創造の糧にするという特別な場所を取材しました。※写真はPen 2月15日 号「エルメスの秘密。」特集誌面より
トレンドと一線を画したスタイルで知られる、エルメスのメンズファッション。アーティスティック・ディレクターにメンズファッションに込める思いを訊きました。2017年春夏ファッションは、在日フランス大使公邸で撮影。格調ある舞台と上質な服の相性は抜群です。※写真はPen 2月15日 号「エルメスの秘密。」特集誌面より